当院では大腸3D-CT検査を2013年より開始しました。大腸3D-CTとは、大腸に炭酸ガスを注入して拡張させた後、CT検査を行います。そのデータを専用の装置で解析することによって、色々な大腸の3次元画像を得ることができる検査です。
注腸検査と似たような画像側面変形での大腸癌の深達度診断の指標にもある程度評価が得られます。
多発性憩室(下行結腸)
腸管の内腔を任意の視点から観察でき、病態の形態が忠実に再現されるため、内腔に突出した形体であるポリープの発見が可能となっています。
ポリープ(約10ミリ)
コンピューターによる病変を疑う部分を色付け
腸管切除標本類にの展開像を仮想帝に画像化する表示法であり、半月ヒダやハウストラによる盲点が出来ない観察が可能となっています。
死角がなく広範囲観察が可能
【長所】
【短所】
大腸3D-CT検査は2012年1月より正式に保険適応がなされました。6mm以上の隆起性病変を見つける能力は、大腸内視鏡検査と同等です。 大腸内視鏡検査を補助する検査とお考え下さい。