専門チームによる手厚いケアで、長期にわたる療養生活を支えます。
障害者施設等一般病棟では、重度の肢体不自由や意識障害、神経難病などを抱える患者さんが、安心して長期の入院治療を受けられる環境を整えています。
医師、看護師、理学療法士などのスタッフがチームを組み、患者さん一人ひとりの状態に合わせた最適な医療と手厚いケアを提供。長期入院が必要な患者さんが、その人らしく快適な療養生活を送れるよう、日々の暮らしをサポートします。
また、当病棟は入院期間の制限がなく、患者さんの状態に応じてご自宅への退院や他施設への転院も可能です。ご本人やご家族のご希望を尊重しながら、最適な療養の形を一緒に考えてまいります。
また、施設等で経済的な負担をお感じの方は、公的保険(高額療養費制度や難病医療費助成金制度)や公的制度(身体障害者手帳、障害年金、介護保険等)により経済的な負担軽減できる場合がございますので、当院の医療ソーシャルワーカーにご相談ください。
例)重度障害者の方 医療費 ¥3,000/月(大阪府の場合)
※別途、お食事代、リース代(使用する方のみ)などが必要です。
神経難病の方 | パーキンソン病(ヤール3以上)、多系統萎縮症、進行性核上性麻痺、大脳皮質基底核変性症など |
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重度の肢体不自由の方 | 脳卒中の後遺症、認知症を除く |
脊髄損傷などの重度障害者の方 | 脳卒中の後遺症、認知症を除く |
重度の意識障害の方 | 遷延性意識障害、低酸素脳症、心肺停止蘇生後脳症など |
※脳卒中の後遺症がある方でも、以下のいずれかの状態が2週間以上継続している場合は対象となります。
心とからだの苦痛を和らげ、あなたらしい時間を支えます。
がんと診断されたとき、治療に伴う痛みや吐き気、心のつらさなど、様々な苦痛を感じることがあります。緩和ケアは、決して終末期だけのものではありません。治療の早い段階から緩和ケアを取り入れることで、つらい症状を和らげ、患者さまが前向きに治療を続けられるようサポートします。
当院の緩和ケア病棟は、厚生労働省の定める施設基準を満たした専門病棟です。医師、看護師、薬剤師、ソーシャルワーカーなど、緩和ケアの専門チームが、きめ細やかな看護と介護を提供します。
身体的な苦痛の緩和はもちろんのこと、患者さんの心のケアやご家族との大切な時間を尊重し、その人らしく、穏やかな日々を過ごせるよう、心を込めてお手伝いします。
介護するご家族の「休息」をサポートします。
「レスパイト」とは「休息」「息抜き」を意味します。
ご自宅で常時医療的なケアが必要な方を介護されているご家族が、ご自身の病気や冠婚葬祭、あるいは心身のリフレッシュをしたいときに、当院で短期間の入院を受け入れる仕組みです。
在宅療養を支えるご家族が、少しだけ肩の荷を下ろして休息をとれるように。ご家族が安心してご自身の時間を過ごせるよう、私たちが責任をもって患者さんのケアをいたします。「少し疲れたな」と感じたとき、一時的に在宅での介護が困難になったときなど、どうぞお気軽にご相談ください。
当院では、患者さん一人ひとりの状態に合わせた、より高度で専門的な医療を提供するための専門病棟を備えています。
専門病棟は、国が定める厳格な基準を満たし、特定の疾患や状態に特化した治療とケアを行う病棟です。私たちは、専門的な知識と技術を持つスタッフがチーム一丸となり、患者さまとご家族に寄り添いながら、心安らぐ療養環境を提供しています。