全身に広がっていると考えられるがん細胞を、薬【抗がん剤】により攻撃するのが化学療法です。がんは手術で切り取っても目に見えない小さながん細胞が残っていたり、すでに他の部位に転移している場合があるので、手術や放射線療法と組み合わせて行ったり、手術の前にがんを小さくするために行われることもあります。
これまでは入院して行われなければならなかった抗がん剤による治療の一部が、治療技術の進歩や副作用の軽減により、外来通院で行えるようになりました。外来での抗がん剤治療をより安全に行うために当院でも外来化学療法センターを設置しています。

化学療法センターでは、より安全で、快適な環境で受けていただけるように、専任の看護師を配置し、担当医師や薬剤師と連携しながら、治療を行っていきます。
治療や、治療中の生活について、分からないことや、不安に思うことがあれば、気兼ねなくご相談ください。一緒に考え、解決すること、それが治療の一助になると考えます。
腫瘍内科医、腫瘍外科医、薬剤師、看護師がチームを組み、それぞれの専門性を活かして安全で質の高い治療・看護を目指しています。
| 病名 | プロトコール適用数 |
|---|---|
| 悪性リンパ腫 | 18 |
| 甲状腺がん | 8 |
| 骨軟部腫瘍 | 12 |
| 悪性神経膠腫 | 77 |
| 胃がん | 800 |
| 肝がん | 17 |
| 食道がん | 346 |
| 前立腺がん | 8 |
| 大腸がん | 986 |
| 頭頸部がん | 477 |
| 乳がん | 160 |
| 肺がん | 1278 |
| 卵巣がん | 13 |
| 膵・胆管がん | 266 |
| 悪性胸膜中皮腫 | 3 |
| 消化管間質腫瘍 | 34 |
| その他 | 34 |
| 合計 | 4537 |