• 温熱療法

がん治療

温熱療法

温熱療法は、がん細胞が正常細胞と比べて熱に弱いという性質を利用した、がんの治療法です。当院の温熱療法は、ラジオ波誘導型加温(山本ビニタ社製 サーモトロンRF-8 GR edition 2021年9月更新)を用いて加温し、42.5℃を境に細胞致死効果が高まります。また温熱療法によって免疫機構が強化されることも明らかになっています。

温熱療法は、抗がん剤や放射線治療のような副作用はありませんが、一過性の熱感、疼痛などがあります。痛みなど、不快な症状が現れましたら早めにお知らせ下さい。

温熱療法

治療方法

治療台に寝ていただき、上下の電極で患部をはさみます。体型やその日の体調に応じた高周波をあて約40分間加温します。

具体的な効果

温熱による細胞致死効果、免疫力の活性化により、がん細胞の増殖が抑制されます。
また温熱療法を併用することによって、化学療法や放射線治療・免疫療法の治療効果を高めます。それにより抗がん剤の使用量を減らして副作用の少ない治療を行うことが可能になります。また、食欲増進や良眠など生活の質も向上します。

温熱治療認定施設

当院の温熱治療は2016年9月1日付けで日本ハイパーサーミア学会から認定施設と承認されました。
認定期間は2021年10月1日から2026年9月30日までの5年間です。
また学会や研究会で温熱治療に関する発表も積極的に行っております。

  • ハイパーサーミア認定技師1名

治療実績(2020-2022年度)

温熱療法(深在性)4529
温熱療法(浅在性)60
合計(温熱療法)4589