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放射線治療について

放射線治療について

放射線治療とは

放射線治療はがん細胞のDNAに傷をつけ、がんの細胞分裂を抑えることで細胞を死滅させる治療法です。照射そのものは痛くも熱くもなく、がん治療の中でも比較的楽な治療法といえます。照射された部分にだげ影響を与える局所療法のひとつで、全身的な副作用はほとんどありません。切らずに治すので、機能や形態を温存できる利点があります。

放射線治療について、さらに詳しくお知りになりたい方はこちらまたは彩都友紘会病院のホームページをご覧ください。

放射線治療の費用

がんに対する放射線治療は通常、保険診療が可能です。高額療養費制度も適用されます。ただし、高精度放射線治療(体幹部定位放射線治療SBRT(注1)や強度変調放射線治療IMRT(注2))では、一部保険診療外になる場合があります。当センターでは、保険診療外の場合でも、高精度治療を行うことが患者様の治療に有用である場合にはご希望により自由診療による放射線治療の実施も可能です。

注1:体幹部定位放射線治療は「頭蓋内腫瘍を含む頭頸部腫瘍及び脳動静脈奇形、肺癌、肝癌又は腎癌、限局性の前立腺癌又は膵癌、転移性脊椎腫瘍、5個以内のオリゴ転移及び脊髄動静脈奇形に対する治療」のみ保険が適応されます。また、治療回数に関わらず所定の料金をお支払いただきます。
注2:強度変調放射線治療は「限局性の固形悪性腫瘍」について保険が適応されます。照射部位以外に未治療または治療中のがん病変がある場合には保険診療外になります。照射回数によって費用が変わります。

保険診療の費用例

放射線治療にかかる費用については、治療方法、回数などにより異なります。以下は一例で、おおよその金額です。

治療内容 費用(3割負担の場合)
通常照射
 乳癌(16回照射の場合) 約15万円
高精度治療
 食道癌(30回照射の場合) 約20万円
 骨転移(10回照射の場合) 約33万円

上記費用の他、初再診料、検査料等が別途必要です。

自由診療について

保険診療の医療費は厚生労働省が定める診療報酬によってその金額が決まり、患者様には、年齢や所得により1~3割の額を負担していただきます。
一方、保険診療外にかかる医療費については、各医療機関が金額を定め、全額が患者様のご負担となります。これを自由診療、自費診療といいます。身近な例では、インフルエンザの予防接種や美容整形、審美歯科などがこれにあたります。
同じ医療機関内で、同じ疾患に対して保険診療と自由診療の両方を行うことは法律で禁じられています(混合診療)。たとえば、保険診療で抗がん剤治療を行っていた患者様が、同じ病院で自由診療で放射線治療を行う場合、抗がん剤治療も含めた全額が自己負担額になります。

自由診療を受ける際の注意事項

  • 自由診療は、公的な医療保険で提供されていない最新の治療法や技術が利用できる、より個別化されたケアを受けることができるなどのメリットがある反面、その治療法の安全性や有効性について十分に確立されていないこともあります。自由診療を受ける際には医療スタッフとよく話し合い、こういったリスクについても十分にご理解いただいたうえで選択してください。
  • 自己負担額が高額になることもありますので、費用の総計や支払い方法などについてもスタッフとよく確認するようにしてください。

自由診療の費用例

自由診療は、健康保険法に指定されている計算法に準じて計算した金額の10割負担に加え、固定具等の実費分、並びに自由診療の手続きに要する費用等をお支払いただきます。

治療内容 費用
体幹部定位放射線治療 約75万円
強度変調放射線治療(20回照射の場合) 約120万円

強度変調放射線治療は照射回数により金額が変わります。

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