人とよりそうひらかれた病院

画像診断部

画像診断部は、一般撮影装置(FPDおよびIPシステム)、マンモグラフィ装置(FPDシステム)、 マルチスライスCT装置(16DAS)、MRI装置(1.5T)、透視装置、血管撮影装置(FPDシステム)、病室撮影装置、移動型X-TVシステムを有しています。検査で取得した画像はすべてサーバに保存され、院内のどの端末からでも瞬時に画像参照可能なフィルムレス環境を開院時から整えています。

スタッフ体制

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診療放射線技師8 名、事務員2 名で撮影業務一般を施行しています。
CT、MRI、造影検査の読影は、常勤医師1 名と非常勤医師で施行しています。また腹部血管造影は腫瘍内科医、各種TV 検査は各科医および診療放射線技師で施行しています。 診療放射線技師各々が研鑽を積み認定・専門資格を取得することで、がん専門病院としてのレベル維持向上をはかっています。


業務の紹介

具体的な取り組み

すべての装置の始業時および終業時点検を確実にし、機器管理を徹底しています。また各種の学会、研修会へ参加し技術研鑽および新たな情報の収集に努めています。

一般撮影

一般撮影

一般撮影室では、胸部や腹部、全身の骨単純撮影を行います。
当院では島津製X線発生装置とCANON社製FPD(フラットパネルディテクタやIP(イメージングプレート)を使用し、迅速で精度の高い画像を得ることができる設備環境を整えています。


より詳しく検査するために、同じ部位を多方向から数回撮影することもあります。

撮影範囲内のプラスチックや金属などは、診断時の支障になりますので、以下のものは外していただく場合があります



乳房撮影(マンモグラフィ)

乳房撮影(マンモグラフィ)

乳房の大部分は乳腺組織と脂肪組織でできているために、普通のX線装置では病気を見つけることができません。専用の撮影装置を使用し、非常に弱いX線で撮影します。当院では、フルデジタル・マンモグラフィ・システムのGE(ゼネラルエレクトリック)製セノグラフ2000Dを設置しています。
マンモグラフィ検査の詳細はこちら

【長所】


CT(Computed Tomography、コンピュータ断層撮影)

CT(Computed Tomography、コンピュータ断層撮影)

CTはX線によって物体の断面画像を映し出す装置です。CTは短時間で苦痛なく検査ができ、かつ非常に緻密な情報を得ることができることから医療では最もよく用いられる画像検査のひとつです。撮影した画像データを用いてあらゆる部分の断面も診ることができ、3D(立体)画像も容易に作成することができます。当院はがん専門病院であることから経気管支肺生検に用いる3D画像大腸3D-CT検査 など様々ながんに対するCT検査を行っています。

経気管支肺生検にも役立つ3D画像を作る

大腸3D-CT


MRI(核磁気断層)

MRI(核磁気断層)

MRIとはMagnetic Resonance Imagingの略で核磁気共鳴断層画像といい、磁気と電波を用いて断面の画像を撮る装置です。CTとの大きな違いは、X線を使わない検査なので放射線被ばくがありません。しかし、非常に強力な磁石を用いた装置なのでペースメーカーや体内に金属を埋め込んだ方は検査を受けることができません。また撮影時間がCTに比べてやや長いことが短所ですが、一つの検査部位に対していろいろな種類の画像を撮ることができたり、CT検査では得られないような組織性状の情報を得られたりするため、今日では病気の精密検査には欠かすことのできません。当院にはGE社の1.5T MRI Signa EXICITE HDが導入されています。


血管造影(アンギオ)

血管造影(アンギオ)

血管造影(アンギオ検査)とは、X線を通しにくい造影剤という薬を使って血管の形態、血流状態を連続的に撮影することにより、動脈あるいは静脈の病変を診断する検査法です。血管造影の一番の利点は診断のみではなく、血管の狭窄部位を拡げる血管拡張術や腫瘤を栄養する動脈を人為的に閉塞させる動脈閉塞術など、血管造影検査の手技を利用した治療が可能であることです。当院では腹部臓器を対象とした治療が行われており、オールデジタル血管撮影装置(GE製) Innova3100IQ を設置しています。FPDを搭載した装置で、繊細な血管構造を高品位かつ、低X線量で撮影することが可能となりました。

X線透視撮影

X線透視撮影

X線透視撮影とはX線を使って体を透視し、その様子をモニターで見ながら写真を撮る検査です。また、さらに詳しく身体の中を見るために、造影剤という薬を使う場合もあります。胃の検査のときに使うバリウムも造影剤の1つです。この装置を用いて消化管の検査も行われ、検査だけではなく、X線による透視像をみながら色々な治療も行われています。内視鏡装置を併用することでより高度な検査や治療が可能です。


FUS(MRIガイド下集束超音波治療)

X線透視撮影

開頭せずに頭部の外から脳内を治療できる画期的なMRガイド下集束超音波治療機器「エクサブレード・ニューロ」を2015年10月に導入し、臨床研究(本態性振戦の治療)を12月より開始しました。本態性振戦は、自分の意思に反して手や頭が震える運動障害の一種で、高齢者のかなりの割合にみられる症状です。重篤化すると運転や食事などの日常動作が困難になり、QOL(生活の質)の低下を招く要因となります。本態性振戦の治療はβ遮断薬などの薬物治療が主ですが、薬物治療が効かない場合には、従来は外科的な切除術や放射線治療、電極で視床に電流を流す「深部脳刺激療法」(DBS)が行われていました。  MRIガイド下集束超音波治療機器「エクサブレード」は、集束超音波とMRIの2つの技術を組み合わせて頭蓋骨を傷つけることなく、体外から振戦の原因となる患部(視床)に超音波を集束して照射し、熱(50~60℃)で破壊(凝固)させる画期的な治療法です。虫眼鏡で光を一点に集めるのと同様に、エクサブレードを使って体外から超音波を集束して照射し、標的組織を治療します。放射線の被曝がないため、何度でも繰り返し治療が受けられます。治療はMRI画像で位置を確認しながら行うため、ピンポイントで正確な位置に照射することができ、また照射中の温度上昇を確認しながら治療できます。

受賞

第58回日本放射線技術学会近畿部会学術大会(2015.1.25) 松尾真奈美 新人奨励賞
演題名: 「L1ノルム最少化問題を用いたノイズ低減効果~本当の圧縮センシング法の可能性」

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